「浴衣は着たいけど、半幅帯(はんはばおび)を結ぶのが不安…。」
「兵児帯(へこおび)なら簡単だけど、20代~40代の大人がしているのはおかしい?」
と思う方は、多いと思います。
大人の浴衣は、半幅帯で着付けるというイメージがありますよね。
しかし現代では、大人向けのおしゃれな兵児帯が増えているので、おかしいことはありません。
ですが選ぶポイントや結び方を間違えてしまうと、子どもっぽく見えてしまいます。
そこで、そもそも兵児帯は何歳までなら大丈夫なのか、また選ぶポイントや結び方のアレンジ方法を紹介しますよ♪
あなたに似合う大人の兵児帯を選んで、素敵な思い出作りを楽しんでくださいね!!
兵児帯(へこおび)を大人がするのはおかしい?!何歳まで?
近年では、年齢を気にせず大人の女性が、兵児帯を着けるのがトレンドになっています。
もともと明治時代以降に、男性が使う帯として兵児帯が流行し、その後子どもが浴衣を着る際の帯として一般的に用いられるようになりました。
そのため、「大人の女性がするのはおかしい」というイメージになったようですね。
私も子ども時代は、赤やピンクの鮮やかな兵児帯で、地元のお祭りに出かけていました~。
しかし、日本に来る外国人や観光地の旅行者向けに浴衣のレンタルが増えたことで、自分で簡単に着付けできる兵児帯に需要が高まっています。
なので「兵児帯は何歳まで」などと気にせずに着けられる、大人の女性向けデザインが増えているんですよ♪
兵児帯ってどんな帯?!特徴とオススメの種類
兵児帯は、絞り染めや透けるような素材で軽くて柔らかく、幅広につくられているのが特徴です。
兵児帯は、鹿児島薩摩が発祥で薩摩の青年男性のことを「兵児(へこ)」と呼びます。
その薩摩の青年男性や子どもが、身に付けていたことが名前の由来になっていますよ。
初心者にも、簡単に着られることからジワジワと人気がでています。
- 結ぶのが簡単
- 色やデザインが豊富でコーディネートできる
- 締め付けが帯より緩和される
また、種類も豊富なので同じ浴衣でも兵児帯を変えるだけで、印象がガラリと変わるのも嬉しいですよね。
- しわ加工
- オーガンジー
- ポップコーン
それぞれ、詳しく見ていきましょう!!
結び方で変わる【しわ加工】
単色でしわ加工されているので、着物の色柄を問わずコーディネートしやすいです。
また、結び方で雰囲気がかわりアレンジも自由自在で、いろいろな表情を作れますよ♪
くすみカラーに帯留めやパールの帯締めで個性を出せば、しっとり大人の女性からガーリーな雰囲気まで…。
様々なスタイルにマッチするのが魅力的です。
ふんわり可愛い【オーガンジー】
いつもの帯にオーガンジーの兵児帯をプラスワンすると、ふんわり大人可愛いコーディネートになります。
オーガンジーのふんわりした生地の特徴を生かして、二重巻きにしたり、帯揚げ(おびあげ)風にしたりすると華やかさを演出できますよ♪
ボリューム満点【ポップコーン】
ふつうに結ぶだけでボリューム感がでて、おしゃれ感がグッとアップするトレンドの兵児帯です。
カラーバリエーションが、
- アイボリー
- 黒
現在は2色のみ販売ですが、着物の色柄を選ばずに身に付けられます。
人気がありすぎて再入荷待ちも多いですが、待ってでも買う価値はありそうですよ♪
値段も手頃だから、同じ浴衣でも兵児帯を変えるだけで、簡単にコーデが楽しめちゃうのが嬉しいですね♪
大人が選ぶべき兵児帯のポイントは3つ
大人の兵児帯は、長さ400cm程度を選ぶのがポイントです。
短いと様々なアレンジが出来ないので、400cmを目安に選びましょう。
長さはわかったけど、浴衣に合った選び方ってどうしたらいいの…
確かに、洋服と違うので浴衣に合わせてどんな兵児帯を選べば良いのか悩みますよね。
浴衣と兵児帯の合わせ方は、意外に簡単なのよ。
- 主役になる色の帯を選ぶ
- 浴衣が主役になる帯色を選ぶ
- 統一色のコーデで帯を選ぶ
このポイント3つを、もう少し詳しく解説しますね♪
主役になる色の帯を選ぶ
浴衣の柄に使われている1色から、帯の色を選んでコーディネートします。
当日の気分によって、浴衣柄から選ぶ帯の色を変えると、印象もガラッと変わって楽しめますね。
浴衣が主役になる帯色を選ぶ
浴衣を主役にしたい場合は、柄や色を邪魔しない帯色を選びます。
帯色も主張が強いと、まとまらず子どもっぽくなってしまいます。
なので、柄や色の主張が強い浴衣の場合は、あえて帯色をプラスせずにスッキリまとめましょう。
統一色のコーデで帯を選ぶ
浴衣全体のトーンに合わせて、帯の色を選びます。
例えば、ダークカラー浴衣×ダークカラー兵児帯を選ぶと、着姿全体の統一感がでますよね。
大人っぽいスタイリッシュなコーディネートが楽しめますよ。
兵児帯の結び方はアレンジの仕方で印象が変わる!
柔らかい素材の兵児帯は、アレンジがしやすく結び方によって雰囲気が変わります。
素材や色によっても雰囲気は変わりますが、そこに結び方も変わるとバリエーションは無限ですよ!
ここでは、3種類の結び方アレンジを紹介します。
- 花結び
- リボン
- お太鼓風
着ていくシーンによって、結び方を変えるといいですね♪
花結び
兵児帯1本でボリュームがあり、一気に華やかな印象にしてくれる結び方です。
見た感じだと、結び方が難しそうだけど…
お花が咲いたような見た目から、なんだか難しそうですよね。
頑張って結んだのに、兵児帯が緩んだり崩れたりすることを気にしながら、過ごすのはもったいないです。
結ぶのは自信がない方には、作り帯もあるよ!
思い切って、花結びの作り帯を利用するのもいいでしょう。
リボン
兵児帯の定番のリボンですが、アレンジを加えることで大人可愛い印象になります。
さっき紹介した【しわ加工の兵児帯】を使いますよ。
上記でも出てきた【しわ加工の兵児帯】を使います。
大きめのリボン結びをするだけでボリューム感がでて、簡単に大人可愛いアレンジができますよ♪
しかし、リボン結びが垂れ下がり過ぎると子どもっぽい印象になります。
腰より上で、兵児帯を結ぶのが、大人可愛く見えるポイントになります。
お太鼓風
兵児帯でもお太鼓風は、清楚で大人の女性らしい印象を与えます。
お太鼓結びは、着物を着た際に一般的な帯の結び方です。
お太鼓風に結ぶことで、大人の女性でも抵抗なく兵児帯が着けられますね♪
お花やリボンはちょっと…っていう方に、オススメ!
まとめ
兵児帯は子どもがするものというイメージが強いですが、大人が着けても大丈夫です。
結び方を工夫すれば、大人可愛くも、奥ゆかしい大人の印象も与えられますよ。
素材や当日の気分で、簡単にイメージチェンジできるので、数本買い揃えてみてはいかがでしょうか?
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