草履だと寒いからブーツを履いてみたいけど、着物にはおかしいかな?
冬のお出掛けは、草履では寒いので洋服と同じようにブーツが履けると、防寒になっていいですよね。
着物にブーツを履く際は、着て行く場所やトータルバランスに気を付ければ、おかしくないです。
しかし、着て行く場所やコーディネートを間違えてしまうと、「え!おかしいでしょ」と思われてしまいますよ。
そこで、おかしいと思われてしまう理由やメリット・デメリットを調べてみました。
定番の草履ではなく、着物×ブーツでおしゃれ上級者も目指せちゃいますよ。
また、着物に合わせたブーツの履き方や選び方とおすすめベスト3を紹介しているので参考にどうぞ♪
着物にブーツがおかしいと思われる理由は2つある!
着物にブーツを合わせることは、おかしいことではありません。
むしろ、冬の着物コーデを楽しむアイテムの1つになります。
でも、「おかしい」って書き込みを見るけど…。
それは、おかしいと思われる理由があるからですね。
- TPOに合ってない
- 派手なブーツを合わせている
この2つの理由を、もう少し詳しく説明しますね!
【理由1】TPOに合ってない
フォーマルなシーンでは、着物にブーツを合わせるのはNGです。
結婚式や式典・子どものお祝い行事などのフォーマルシーンには、草履を選びましょう!!
しかし、フォーマルシーンの中でも卒業式や成人式などは、ブーツを合わせられます。
友だちと買い物や軽い食事など外出する際は、あなたの好きなコーディネートを楽しみましょう♪
【理由2】派手なブーツを合わせている
派手なブーツを合わせてしまうと、せっかくの着物の柄が引き立ちません。
着物の柄と派手なブーツのコーディネートは、それぞれ主張が強く良い所を潰しあってしまいます。
ブーツを合わせる際には、着物の柄が引き立つように、落ち着いた色を選びましょう。
- 黒
- 茶色
- グレー
着物を着た際のトータルバランスを見ながら、無地のブーツを合わせてコーディネートをするといいですね♪
着物にブーツを合わせるメリット・デメリット
ブーツは、草履を合わせる際とは違ったメリットとデメリットがあります。
草履の時と違うメリット・デメリットを知っておかないとね…。
では、それぞれ見ていきましょう。
ブーツを合わせるメリット3つ
着物にブーツを合わせる際のメリットは3つあります。
- 足元の防寒
- 大正レトロなコーデ
- スタイルが良い
この3つのメリットをもう少し詳しく説明しましょう。
【メリット1】足元の防寒
洋服と同じで、寒い冬にブーツを履くことで足元の防寒になります。
冬に足袋と草履だけでは、寒くて着物を着ての外出は控えたくなります。
しかし、ブーツを履けばタイツやストッキングが履けるので、防寒対策もバッチリですよ♪
外出先でブーツを脱ぐことがあれば、色はブラックかダークグレーなどを選ぶと安心ですね。
【メリット2】大正レトロなコーディネート
着物にブーツ姿は、日本の文化と西洋の文化混ざりあっていた「大正時代」に流行したスタイルです。
西洋の花や幾学模様の柄で、鮮やかな色彩模様の着物が特徴的なのものを「大正ロマン」と言われています。
そこにブーツを合わせることでレトロ感が増し、一目置かれるコーディネートになりますよ♪
【メリット3】スタイルが良い
ヒールの高いブーツを履くと、身長が高くなりスタイルが良く見えます。
柄によって見え方が変わるので、ブーツを合わせる際は全体的な着姿を確認するのをおすすめしますよ。
スタイル良く見せるのは、ブーツや着物選びでも大切ですね♪
ブーツを合わせるデメリット2つ
メリットもある一方で、デメリットも大きく分けて2つあります。
- 脱ぎ履きが面倒
- 着物の裾が傷む
こちらについても見ていきましょう。
【デメリット1】脱ぎ履きが面倒
ブーツは、手を使わないと脱ぎ履きが出来ないため面倒です。
紐やチャックがあるので、立って履けず座らなければなりません。
一日に何度も脱ぎ履きをしたり、座って履けるスペースがなかったりする場合は、草履をおすすめします。
【デメリット2】着物の裾が傷む
ブーツの金具や靴紐が裾にこすれると、着物が傷む可能性があります。
ブーツが着物で隠れるため、歩くたびに着物が触れてこすれますね。
そのため、裾が切れたり糸がほどけたりして、着物の生地を傷めてしまいます。
大切な着物を着る際には、裾裏に当て布をしたり、紐や金具のないブーツを選んだりして生地が傷むのを避けましょう。
ブーツは袴にも似合う!履くときの注意点は2つ
卒業式で見かける袴姿にもブーツは似合いますが、履くときは着物とは違った注意点があります。
袴と着物は、同じ和装だから合わせ方も一緒でしょ?
同じように見えますが、実は袴にブーツを合わせる際には、着物とは違った注意点があります。
- 袴の裾を少し高くする
- タイツやストッキングを合わせる
このことを、少し気にするだけで袴姿がキレイに見えますよ。
では注意点にういてもう少し、詳しく説明していきましょう。
【履くときの注意点1】袴の裾を少し高くする
袴にブーツを合わせる際の着付けの注意点として、裾を普段よりも少し高くして着付けます。
袴に草履を合わせる際は、くるぶしが隠れるくらいの位置に裾を合わせますよね。
しかし、ブーツを合わせる際は、逆にくるぶしが見えるくらいの高さで着付けるのがポイントです。
ブーツが見えることで、普段よりも身長が高く見えスタイルがよくなりますよ。
ヒールは、5㎝程度のものが良いでしょう!!
【履くときの注意点2】タイツやストッキングを合わせる
一般的には、着物には足袋を履きますがブーツを履く際には、タイツやストッキングを合わせます。
ただし、ショートブーツの長さによってはタイツやストッキングが見えてしまう場合があります。
見えても大丈夫なように、黒系のダーク色を選ぶと安心ですね♪
袴の着る機会は、人生において多くないので、足元の準備は忘れがち…。
ここも、ぬかりなくしっかり確認しておきましょう。
着物に似合うブーツを選ぶポイント3つ
着物に似合うブーツは、まず着物の色や丈・デザインをポイントに選びます。
着物も洋服と同じで、着たときのトータルバランスが大切です。
- 着物の色
- ブーツの丈
- ブーツのデザイン
そういわれても、実際どうやって選べばいいのか悩む…。
ではもう少し詳しく、見ていきましょう。
【選ぶポイント1】着物の色
洋服のコーディネートと同じで、着物の色にあわせてブーツの色を選びます。
なんでも合う黒ブーツなら間違いないと思っていると、素敵な着物が引き立たない…ってことになりかねませんよ。
- 白や淡い色の着物…黒色のブーツ
- 赤などの鮮やかな着物…こげ茶のブーツ
- ピンクなどの優しい着物色の着物…明るい茶
この合わせ方でブーツを選んでみましょう。
ん~~でも、自分で選んだブーツが着物に合ってるか不安だな。
そういう場合は、店員さんやネットの口コミを参考にして選ぶいいですよ。
【選ぶポイント2】ブーツの丈
着物に合わせるブーツは、ショート丈がベストです。
しかし、ショートブーツでも丈が短すぎて、素足が見えてしまうのはNGですよ。
目安としては、踝(くるぶし)よりも少し上くらいの長さがベストですね。
【選ぶポイント3】ブーツのデザイン
着物はきれいな柄物がおおいので、ブーツはシンプルな無地がおすすめです。
派手な色柄のブーツでも良いですが、せっかくきれいな着物の柄が映えなくなってしまいます。
全体のコーディネートを考えると、シンプルなブーツを選びましょう。
着物に合うおすすめのブーツ3選
それでも、どんなブーツが着物に合うのか不安ですよね。
ここでは、おすすめのブーツを3つご紹介します!!
【おすすめ1】足袋のようなブーツ
つま先が、足袋のような形の特徴的なブーツです。
カラーバリエーションも幅広く、サイズも0.5㎝刻みなので着物の色に合わせられ、足にもフィットするブーツが選べます。
また、サイドにファスナーがあるので着物の生地を傷めずに脱ぎ履きも楽ですよ。
足袋のような形ですが、約7センチの円柱ヒールがスタイルアップ効果があり、着物のだけでなく洋服にもコーディネートできるのも嬉しいですね。
【おすすめ2】歩きやすい本革ブーツ
定番のブーツは、着物や洋服にも合わせられ、秋冬から春まで長く着用できます。
フラットはヒールは、安定感も抜群で長時間歩いても疲れないのが嬉しいですね。
シンプルなデザインでストレッチも効いているの、女性らしいシルエットを表現できますよ。
【おすすめ3】編み上げブーツ
着物屋さんが、袴との相性を考えて作ったブーツです。
程よくくびれた足首周りや細めのヒールが、女性らしさを感じさせるブーツです。
サイドにファスナーがあるので、着物の生地を傷めず脱ぎ履きも楽ですよ。
袴を着た際の裾丈とブーツの丈がちょうどよく計算されているため、スカートを合わせたコーディネートも抜群にいいですね。
まとめ
着物にブーツを合わせることは、おかしいことではありません。
しかし、ブーツで出かける場所や合わせる着物のよっては、おかしいと思われてしまいますよ。
自分の着物との相性や、履いて行っても大丈夫な場所なのかしっかり確認し、着こなしの幅を広げて楽しみましょう♪
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